【年式差が大きい】プラド買取相場2026年最新と3年7年10年落ちを比較

2026年現在、ランドクルーザープラドの買取相場はピーク時から調整局面に入った年式があるものの、150系を中心に依然として高値圏を維持しています。

ただし、年式・グレード・燃料タイプによって価格差が大きく、全車平均だけでは判断を誤りかねません。

筆者コメント

筆者はこれまで複数車種で同時査定や入札形式による売却を実践し、公開相場と実車査定の間にある価格差を何度も目の当たりにしてきました。

その経験から言えるのは、ネットで見る相場はあくまで目安であり、実際にいくらで売れるかは査定の場をどう設計するかで大きく変わるということです。

この記事では、3年・7年・10年落ちの買取相場、TX・TX Lパッケージの価格差、150後期やディーゼルの動向、2026年の相場推移、そして今後の見通しまでを整理しています。

自分のプラドの現在地を把握し、売るか乗り続けるかを判断するための材料にしてください。

2026年のプラド買取相場は高値圏だが年式差が大きい

2026年8月末時点のプラド買取相場は、全体として6月の高値からやや調整した後、横ばい圏で推移しています。

平均相場だけを見ると下がったように映りますが、その月に取引された車両の年式や走行距離の構成が変わるだけでも平均値は動きます。

数字の表面だけで判断するのは早計です。

ここでは、検索需要の大きい3年落ち・7年落ち・10年落ちを同じ軸で並べ、年式によってどのくらい差が開くのかを見ていきます。

3年落ち7年落ち10年落ちの相場目安

2026年における年式別の買取相場目安を表にまとめました。

なお、ここで示す金額はオークション相場や複数の査定実績データをもとにした目安であり、特定条件の実車買取額を保証するものではありません。

該当年式 150系の世代 買取相場の目安 残価率の目安
3年落ち 2023年式 後期(最終型) 約350万~530万円 約85~100%超
7年落ち 2019年式 後期 約300万~400万円 約65~75%
10年落ち 2016年式 中期 約200万~280万円 約45~55%

3年落ちと10年落ちの間には150万円以上の差が開くケースも珍しくありません。

3年落ちは150系最終モデルにあたり、初回車検直前の車両が多いため需要が集中しやすい年式帯です。

一方で10年落ちの中期型も、走行距離10万kmを超えていても200万円台を維持する車両が確認されており、同年式の一般的なSUVと比較するとプラドの底堅さが際立ちます。

ただし、3年落ちのなかでもグレードや燃料タイプによって100万円以上の差がつくことがあります。

全体平均で語れる車種ではないため、次の項目でグレード差を確認してください。

TXとTX Lパッケージの価格差

同じ年式でもTXとTX Lパッケージでは査定評価に差が出ます。

TX Lパッケージは本革シートやパワーシートなど装備が充実しており、国内中古車市場での人気が高いことが理由です。

3年落ちの相場目安(ガソリン) 3年落ちの相場目安(ディーゼル)
TX 約280万~360万円 約330万~420万円
TX Lパッケージ 約350万~450万円 約460万~530万円

ガソリンのTXとディーゼルのTX Lパッケージでは、同じ3年落ちでも150万円以上の差が開く場面があります。

特にディーゼルのTX Lパッケージはサンルーフやベージュ内装が揃うと残価率が100%を超える事例も報告されています。

ここで注意したいのは、ネット上の相場表やシミュレーションはあくまで参考値だという点です。

実際には、同じ条件の車両であっても査定先によって数十万円の差が出ることは珍しくありません。

筆者コメント

筆者が別車種で経験した例では、ディーラー下取りと複数社を競わせた同時査定との間に100万円近い差がついたこともあります。

相場表を見て安心するのではなく、複数の買取業者が本気で競り合う環境を作れるかどうかが、実際の売却額を左右します。

150系は後期とディーゼルで相場差が出やすい

年式とグレードの概要がわかったところで、もう一歩踏み込んで150系の世代別・燃料別の動きを見ていきます。

150系は2009年から2024年まで14年間にわたって販売された長寿モデルのため、前期・中期・後期でデザインや装備が大きく異なります。

当然ながら相場にも差が出ます。

150後期ガソリンの相場と特徴

150後期(2017年9月~2024年4月)は、トヨタの公式車種情報でも確認できるとおり、Toyota Safety Senseの全車標準装備やフロントデザインの刷新が行われた世代です。

マットブラックエディションなどの特別仕様車も人気が高く、プラドの完成形として評価されています。

後期ガソリンの買取相場は、3~5年落ちで約350万~450万円、7年落ち前後で約300万~370万円が目安です。

ただし、2026年1月に施行されたパキスタンの個人輸入規制の影響で、特に高年式ガソリンモデルは一時的に大きく下落しました。

パキスタンはプラドのガソリンモデルにとって主要な輸出先のひとつだったため、規制発表時には市場全体に警戒感が広がり、買い控えの動きが出たことが背景にあります。

その後、下落幅は徐々に縮小し、2026年春以降は横ばい圏に移行しています。

ただし、ガソリンモデルは特定の輸出先の規制動向に価格が左右されやすい構造を持っているため、今後も同様の調整が起きる可能性は否定できません。

ガソリン後期のオーナーにとっては、相場が安定している今の時期に実車査定を受けて現在の評価額を把握しておくことが、判断の起点になります。

査定を受けたからといって即座に売る必要はなく、まずは自分の車両がどの価格帯にあるのかを知ることが重要です。

150中期後期ディーゼルの相場と特徴

ディーゼルモデルは、ガソリンほどパキスタン規制の影響を受けていません。

輸出先がUAEやケニアなど複数国に分散しているため、特定国の規制で一気に値崩れするリスクが相対的に低いためです。

年式の目安 ディーゼル買取相場の目安
後期ディーゼル 2017年~2024年式 約350万~550万円
中期ディーゼル 2015年~2017年式 約250万~350万円

後期ディーゼルのTX LパッケージやTZ-Gは、低走行・人気色・装備充実の条件が揃えば500万円を超える取引実績もあり、ガソリンモデルとは異なる相場圏で推移しています。

一方で、ディーゼルには注意点もあります。

市場に流通するディーゼル車の取引件数はガソリン車より少ないため、月ごとのデータの振れ幅が大きくなりがちです。

たまたま高値の取引が1件あっただけで平均相場が跳ね上がることもあります。

ディーゼルだから高いと一律に期待するのではなく、自分の車両条件に近い実績を確認する視点が大切です。

筆者コメント

筆者が複数車種の売却で実感しているのは、相場データをどれだけ調べても、それは実際の査定額そのものではないということです。

とりわけプラドのように人気車種であれば、複数社が競り合う場を作ることで、公開相場の上限に近い金額が飛び出す可能性は十分にあります。

プラドの買取相場は下落後に横ばいで推移

ここまでの年式・グレード・燃料別の相場を踏まえたうえで、2026年の値動きの流れを時系列で確認します。

単月の数字だけで判断すると相場の実態を見誤ります。

推移の全体像をつかんでおくことが重要です。

推移グラフで見る2026年の値動き

2026年のプラド買取相場を月別で整理すると、以下のような流れが見えてきます。

相場の動き
2025年10月頃 全体平均が約446万円と高水準を記録
2026年1月 パキスタン輸入規制施行、ガソリン高年式に下落圧力
2026年2月~3月 下落が続くも、ディーゼルは比較的安定
2026年4月~5月 下落幅が縮小し、横ばい圏に移行
2026年6月 一部年式で回復傾向、全体は一進一退
2026年7月~8月 横ばい継続、ガソリンとディーゼルで方向が分かれる

この推移を見ると、2025年後半のピークから比べれば確かに下がっていますが、2026年の春以降は急落が止まり、落ち着いた動きになっていることがわかります。

月別の平均相場が動く要因は価格変動だけではありません。

その月に取引された車両の年式や走行距離の構成が偏るだけでも数値は上下します。

たとえば高走行の低年式車が多く出品された月は平均が下がり、低走行の高年式車が集中した月は平均が上がります。

こうした構成比の変化と、実際の値下がりを混同しないことが大切です。

リセール崩壊とまでは言いにくい理由

ネット上では「プラドのリセール崩壊」という表現を目にする機会が増えました。

しかし、2026年8月末時点のデータを見る限り、崩壊と呼ぶ状況にはありません。

崩壊という言葉が広まった背景には、パキスタンの輸入規制による一時的な下落、後継モデルであるランドクルーザー250(トヨタ公式)の発売による代替需要の噂、新車供給の回復による中古車市場全体の落ち着きなど、複数の要因が重なったことがあります。

ただし、現実のデータを見ると、後期ガソリンの一部年式で数十万円単位の調整があった一方、ディーゼルは比較的安定しており、10年落ち以上の車両も200万円台を維持しています。

「ピーク時の最高値より下がった」ことと「価値がなくなった」ことはまったく別の話です。

ランドクルーザー250は2024年4月に販売が開始されていますが(トヨタ公式ニュースルーム)、全幅が1,980mmと大型化し、価格帯も上がったため、150系プラドの全幅1,885mmという取り回しの良さを評価するユーザーが国内外に多く存在します。

250の発売が直ちにプラドの価値を大幅に毀損したとは言い切れない状況です。

プラドの買取価格は今後どう動くのか

相場推移とリセール崩壊の実態を確認したところで、気になるのは今後の方向性です。

未来の価格を正確に予測できる人はいません。

上昇につながり得る要因と下落につながり得る要因を分けて整理すれば、判断の軸は作れます。

上がる要因と下がる要因を分けて見る

要因 補足
上がる方向 円安基調の継続 輸出価格の競争力が高まり、海外バイヤーの入札が活発になりやすい
上がる方向 輸出先の分散 パキスタン以外にも中東、アフリカ、オセアニアなど需要が広がっている
上がる方向 150系の生産終了 新規供給がないため、状態の良い中古車は希少性が高まる
下がる方向 輸出先の規制強化 特定国の輸入規制がさらに厳格化される可能性
下がる方向 ランクル250の流通増加 250の中古車が市場に出始めることで、150系に代替需要が流れる可能性
下がる方向 新車供給の正常化 中古車市場全体の相場が落ち着く傾向

日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA)の統計によると、2025年の中古車輸出台数は前年比9.1%増の約170万台を超え、3年連続で過去最高を更新しています(日本自動車会議所の報道)。

輸出市場全体が拡大傾向にあるなかで、プラドのように海外需要の強い車種は下支えを受けやすいと考えられます。

とはいえ、これらの要因がどの方向にどれだけ作用するかはタイミング次第です。

「もう少し待てば上がるかもしれない」という期待だけで売却を先延ばしにすると、その間に年式が1年分古くなり、走行距離も伸びます。

相場の上下を予測するよりも、自分の車両条件で今いくらの査定が出るかを実車で確認するほうが、確実な判断材料になります。

買取額を左右する査定条件を確認する

今後の方向性を押さえたうえで、実際の査定で何が評価されるのかを見ていきます。

同じ年式・同じグレードでも、車両ごとの条件によって査定額には幅が出ます。

年式や走行距離だけでなく、装備や修復歴、整備記録なども査定結果を左右します。

年式走行距離装備が査定を左右する

査定で見られる主な条件を整理します。

影響の度合い ポイント
年式 非常に大きい 3年以内の高年式ほど有利、ただし輸出先の関税枠に該当する年式は特に強い
走行距離 大きい 5万km以内が高評価の目安だが、プラドは10万km超でも需要がある
グレード・燃料 大きい TX LパッケージやTZ-Gのディーゼルが上位、TXガソリンとの差は大きい
ボディカラー 中程度 ホワイトパール、ブラックが人気色として高評価されやすい
装備・オプション 中程度 サンルーフ、ナビ、モデリスタエアロ、ベージュ内装は加点要素になりやすい
修復歴 大きい(マイナス方向) 修復歴ありは大幅に減額されるケースが多い
整備記録 中程度 ディーラー整備の記録があると信頼性の評価が上がりやすい

筆者コメント

筆者が別車種の査定に立ち会った経験では、オプション装備のひとつひとつが細かくチェックされ、同じグレードでもオプションの充実度で数十万円の差がついた場面がありました。

プラドでも、サンルーフの有無やナビの種類は査定額に直結しやすい要素です。

もうひとつ強調しておきたいのは、こうした車両条件がすべて同じでも、査定を受ける環境によって提示額は大きく変わるということです。

1社だけの査定では相場感がつかめず、業者側にとっては競争相手がいない状態のため、本気の上限額が出にくくなります。

筆者コメント

筆者の経験上、複数社を同日同時刻に集めて一斉に金額を出させる形式が、どの車種でも最も高い金額を引き出しやすい方法でした。

車両条件だけでなく、査定先同士が競う環境を作ることも査定額を左右します。

オークション相場と買取価格は同じではない

査定条件を理解したうえで、もうひとつ整理しておきたいのが、オークション相場と実際の買取価格の違いです。

ネットで公開されているプラドの相場データの多くは、業者間のオートオークション(AA)での取引価格をもとにしています。

オークション相場は、買取業者が仕入れた車両を再販する際の価格指標です。

つまり、業者が「いくらで売れるか」を判断するための参考値であり、ユーザーがその金額で買い取ってもらえるわけではありません。

買取業者は再販時の利益やオークション手数料、輸送費などを差し引いたうえで買取価格を提示するため、オークション相場よりも低くなるのが一般的です。

たとえば、オークション相場で400万円の値がついている車両でも、実際の買取提示額は350万~380万円程度になるケースは十分あり得ます。

この差を理解していないと、ネットで見た相場を期待値にして査定を受けた結果、思ったより安いと感じてしまうことになります。

逆に言えば、業者同士が本気で競り合う環境を作れると、オークション相場に近い水準、あるいはそれを上回る金額が引き出されることもあります。

筆者コメント

筆者が実践してきた同時査定では、1社だけの提示額から大幅に上振れした経験が複数あります。

オークション相場はあくまで出発点であり、実際の売却額はそこからどう交渉環境を設計するかで変わります。

査定の現場では、業者から「他社を帰らせてくれれば今この金額で買う」という個別の即決交渉を持ちかけられることがあります。

一見すると好条件に思えますが、これは競合を排除して安く仕入れたいという業者側の駆け引きである場合が少なくありません。

筆者コメント

筆者の経験では、こうした誘いを断り、全社が同じ条件で金額を出す入札形式を貫いた結果、提示額がさらに跳ね上がったケースがあります。

甘い言葉に揺れる場面は確かにありますが、最後まで競争の場を維持することが、高値にたどり着くための鍵です。

日本自動車販売協会連合会(自販連)の中古車統計データなどの公的な流通統計を参照すると、中古車登録台数の推移からも市場全体の流通量を確認できます。

オークション相場だけでなく、市場の需給バランスを広い視点で捉えておくと、自分の売却判断に奥行きが出ます。

プラドの売り時は相場と車両条件で決める

ここまでの情報を整理すると、プラドの売り時は「相場が最も高いタイミング」を狙うのではなく、「自分の車両条件で最も有利な結果を引き出せる環境を作ること」に尽きます。

相場は日々動いており、来月上がるか下がるかを正確に予測できる人はいません。

筆者コメント

筆者が複数の売却経験から確信しているのは、相場のタイミングよりも査定の場の設計のほうが、最終的な売却額に対する影響が大きいということです。

売り時を判断するためのチェック項目は以下のとおりです。

  • 車検の残り期間が半年以内に迫っている
  • 走行距離が5万km・10万kmの節目に近づいている
  • 年式が1年経過するタイミング(1月をまたぐ)が近い
  • 相場が横ばいまたは下落基調にあり、回復の材料が見当たらない

これらに複数該当する場合は、早めに実車査定を受けて現在の評価を確認しておくことをおすすめします。

査定を受ける際に意識したいのは、1社の査定で判断を完結させないことです。

ディーラーの下取り額や1社の見積もりだけでは、その金額が適正かどうかの判断材料がありません。

筆者コメント

筆者の売却経験では、ディーラー下取りと複数社同時査定の結果に数十万円から100万円近い差がついたケースもあります。

プラドのように高額帯の車種であればなおさら、複数社に競ってもらう環境を整えることで初めて、本来の評価に近い金額が引き出されます。

もうひとつ、実車査定の前に準備しておきたいのが、足切りライン(最低売却基準)の設定です。

事前にLINE査定やオンラインの簡易査定で目安の金額を確認しておくと、当日の交渉で冷静に判断できます。

希望額(できればこの金額で売りたいという上限)と足切り(最低限この金額なら売る)を明確に分けておくことが大切です。

筆者コメント

筆者の経験では、足切りを相場からかけ離れた高さに設定してしまうと、業者が競争を降りてしまい、本来得られたはずの現実的な高値すら逃してしまうリスクがあります。

また、金額だけでなく業者の信頼性も重要な判断基準です。

契約後の減額(二重査定)がないか、キャンセル対応はどうか、名義変更の手続きは確実に行われるかなど、高額な取引だからこそ安心して任せられるかどうかを見極めてください。

筆者コメント

筆者も過去に、売却後のキャンセル対応で業者の姿勢に大きな差があることを実感しています。

信頼できる大手・中堅の業者を選ぶ安心感は、不確実な数万円の査定差額以上の価値があります。

まとめ

この記事で扱った内容を、判断に必要なポイントに絞って整理します。

要点
2026年の相場全体 ピーク時より調整しているが、高値圏を維持。8月時点では横ばい推移
年式差 3年落ち約350万~530万円、7年落ち約300万~400万円、10年落ち約200万~280万円と幅が大きい
グレード差 TXとTX Lパッケージで数十万~100万円以上の差がつくことがある
燃料差 ディーゼルはガソリンより安定傾向だが、取引件数が少なくデータの振れに注意
リセール崩壊 一部年式の価格調整であり、全体が崩壊した状況ではない
今後の見通し 上昇要因と下落要因が拮抗しており、予測で売却時期を決めるのはリスクが高い
オークション相場 業者間の再販指標であり、ユーザーの買取額とは異なる
査定の受け方 1社で決めず、複数社を競わせる環境を作ることが高値への近道

プラドの買取相場を調べている方の多くは、今売るべきか、もう少し待つべきかで迷っているはずです。

筆者コメント

筆者がこれまでの売却経験を通じて一貫して感じているのは、相場を読んで売り時を当てることよりも、複数の業者が本気で競り合う場を自分で設計することのほうが、最終的な手取り額に対してはるかに大きな影響を持つということです。

ネットの相場表やディーラーの下取り提示額は、あくまで出発点にすぎません。

そこから先、いくら上積みできるかは、査定の場をどう作るかにかかっています。

相場の上下に一喜一憂するよりも、まずは自分のプラドの現在価値を複数社の実車査定で確認するところから始めてください。